ずっと欲しかったBambu Lab X1-Carbonを遂に購入したので紹介します。開封からセッティングまでの流れについても別の記事に記載予定です。この記事ではBambu LabやX1シリーズの特徴について記載します。
Bambu Labについて
Bambu Labは、2020年に立ち上がったスタートアップ企業です。個人用デスクトップ3Dプリンターに特化した最先端の3Dプリンターを製造しています。
X1 シリーズについて
X1は熱溶解積層方式のデスクトップ3Dプリンターで、CoreXY 20m/s2 の加速度を持ち、マルチカラー機能を備えています。約2年の開発期間を経て2022年に公開され、同年にTIME誌でベストインベンションに選出されました。
日本では2023年5月22日に発売開始が発表されました。
公式の紹介動画はこちらをご覧ください。
AMS(Automatic Material System)にはフィラメントリールを4つ入れることができ、AMSをハブで4つ繋ぐことによって最大16色まで自動マルチカラー印刷することが可能です。AMSはX1-carbonとセットになっているもの(X1-carbon-combo)もありますし、単体でも購入可能です。
X1の魅力
これまで私はエントリーモデルのFDM式3Dプリンター(FlashForgeの Adventurer3)を愛用していたので、そこから比較したX1の魅力について説明します。※Adventure3 は家庭用プリンターの中では比較的低価格で購入できる機種で、かつ「組み立て不要・カバー付き」なので初めて購入される方にはお勧めです。
①オートレベリング:印刷時に自動で校正してくれます。紙を挟んで校正しなくていいのは時短にもなって嬉しいですね。
②使用できるフィラメントの種類が豊富:PLA、PETG、TPU、ABS、ASA、PVA、PET
PA、PC、カーボン/ガラス繊維強化ポリマー
③AI搭載:センサーが一層目の定着度合をチェックしてくれます。また、印刷失敗時に出てくるスパゲッティも検知してくれます。
④自動で多色印刷:フィラメント交換の際に出るフィラメントのカスを外に排出してくれます。
⑤高速印刷(500 mm/s):3年ほど前の通常の3Dプリンターの2 ~5倍の速度です。ここ数年で500 mm/s ~600 mm/s 出せる機種が増えてきているので嬉しい限りです。各社競争ですね。
⑥ビルドインプレートの取り外しが容易:マグネット式で簡単に取り外し可能です。
X1のデメリット
敢えて挙げるとすれば「趣味で使うレベルであれば高価すぎる」というのがデメリットです。AMS付きのX1-Carbon Comboの本体価格は約25万円です。
「多色印刷はしたいけれどカーボンは出力する予定が無い」という場合は、X1-carbon-comboではなくX1-P1S-comboに変更するだけで約10万円安くなります。
また、2024年から多色プリンターの簡易版としてA1シリーズが発売となっており、エンクロージャー無しでコンパクトなモデルであるため安くなっています。多色印刷を試してみたいという方はまずはこちらをご検討されてもいいかもしれません。価格詳細は以下の公式ホームページをご確認ください。
次回予告
次回は実際に使用した感想とあわせて記載します!最後までご覧いただきありがとうございました。
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コメント
X1-Carbon欲しいなぁと思っている通りすがりですけど、流石に500m/s(マッハ1.5)は出ないと思いますよ。500ミリメートル/sではないかと。
なんと…とんでもない記載間違いをしてしまい申し訳ございません。
ご指摘いただきありがとうございました。修正致しました。