Bambu lab X1-Carbon Comboを開封したので、その際に迷ったところを中心に記載します。基本的にはマニュアルに従えば簡単にセッティングできるのですが、何か迷うことがあった際の参考になれば幸いです。
AMSの取り外し
今回私はX1-CarbonとAMSとセットになっているComboを購入しました。AMSがX1の中に収納された状態で届くことは知っていたものの、実際に届いてみると内側で動かないようにめちゃくちゃ頑丈に固定されていて驚きました。上側の蓋は簡単に取り外しできますが、内部のAMSはねじ固定されており、簡単に取り外しができない仕様となっています(慌てて持ち上げないようにしましょう)。
①一旦X1とAMSをそのままビニールと一緒に引き出して段ボールから出しましょう(めちゃくちゃ重たいですが…)。蓋は外してからでも問題ありません。
持ち上げると、段ボールの底にはフィラメントが付属で3種類入っています(嬉しい)
②ビニールを下げて3Dプリンター正面の扉を開き、赤い矢印のところにあるネジを付属の六角レンチで取り外します。
③そうすると上部の発泡スチロールが外せるようになるので、X1の中からAMSを取り出します。AMS自体は軽いです。
AMSを取り出したら
①新たに赤い矢印が4つ出てくるので、同様に六角レンチでねじを取り外して、黒いプラスチックの梱包材も取り外します。
②ビルドプレートのシートの予備を取り外すと、下にまた新たに赤い矢印が3か所出てくるので、それらも同様に外します。
尚、ビルドプレートの下にある発泡スチロールはこの段階では取れません(下図のように電源を入れてた状態でビルドプレートが持ち上がってから出ないと取れません)。
よって次の章では先にAMSをセッティングします。
AMSのセッティング
①X1の上側に蓋をしたらその上にAMSを乗せます。
②説明書の図を参考にしながら、AMSにテープ固定されているチューブをX1本体に繋げます。続いてBambuパスケーブル2本も繋ぎます。
ちなみに、プリンター裏側に映り込んでいるのはゴミ箱です。Bambu Labは印刷後にフィラメントをチューブから回収して巻き取ってくれます。ノズル清掃や巻取り、フィラメント交換の際に出るカスをゴミ箱からプリンターの外に排出してくれるのですが、出口側にはケース等がありません。
Bambulab専用のゴミ箱のデータを公開している方もたくさんいるので3Dプリンターで出力してもいいですし、家に小さなゴミ箱がある場合はそれを代替されてもいいと思います。私は家に以前からあった小さめの無印良品のゴミ箱がちょうどいいサイズだったのでそのまま使用しています。
③続いてヘッドを囲んでいる段ボールと、ゴミ箱の穴を塞いでいる発泡スチロールを外します(ヘッドの段ボールが取りにくい時はヘッドを横方向に手動で少しだけずらします)
④AMS内部の乾燥剤収納の蓋を2か所取り外し、中に入っている乾燥剤のビニールを開けます。乾燥剤のみを収納して蓋を戻します。
⑤乾燥剤がセットできたら、AMSにフィラメントをセットします(購入時に段ボールの底にフィラメントが3つおまけで同梱されていたので、ひとまず私はPLA Basicのグリーンを選びました)。
⑥AMSには4か所フィラメントを収納できるようになっています。各正面にフィラメントの差込口がついており、ロックがかかっています。手前の丸いコックを指で押さえ、奥方向に力を入れるとロックが外れてフィラメントが中に入ります。
操作パネルのセッティング
操作パネルのセッティングは説明書の図解通りに進めるだけなのですが、私はここに落とし穴があったので記載します。
FPCをポートに挿入する際は、しっかり挿入してください。接触が悪いと起動しません。操作パネルはしっかり固定されてしまうので、やり直す際に取り外そうとするとやや力が必要です。
私はポートの挿入が甘く、電源を入れてもパネルが真っ暗なままでした・・・私のようにならないよう注意しましょう。操作パネルの取り外し方は付属の説明書にはありませんが以下の通りです。
操作パネルの取り外し方:(必ず電源を落とした後で)パネルの下側を押してから右方向にズラすと正しく取り外すことができます。
もしも上記を試しても上手くいかないという方は、こちらのBambulab公式リンクを参考に作業してみてください(参考リンク)。
コンセント
その他盲点だったのはコンセントです。私の家にはアース式のコンセントの差込口が無いため、ようやく稼働できると思ったところでのショックが大きかったです。
急遽家電量販店に走り、このようなアダプターを購入しました。
初めて印刷する時の注意点
ビルドプレートに糊を付けてからテスト印刷しましょう!ビルドプレートの上に英語&中国語の注意書きがありますので見落とさないようにしてください。
記載されている内容は以下です。
「初回プリントの前に、グルスティック(付属のスティックのり)をビルドプレートに塗る必要があります。そうでなければ新しいビルドプレートに強く付着しすぎる可能性があり、印刷終了後のモデルをプレートから取り外す際にプレートを損傷する可能性があります。」
Bambu labは印刷前に毎回ビルドプレートの端で出力確認をしてくれるので、のりは端までしっかり塗るようにしましょう。
また、印刷時に操作パネルからグリスを塗るように指示があるので、案内に従って付属のグリスを塗りましょう。
最後に
私が実際に組み立てをしていて迷った点を中心に記載しました。この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。何か他にも気づきがありましたら追記します。
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