画像から3Dモデルを生成できるAIツール「Hitem3D」がVer1.5に進化するということで、そのベータ版を試用させていただきました。この記事ではHitem3Dの使い方と創作例を紹介します。
動画紹介(プロモーションを含みます)
使い方と創作例をAobecoArtのYouTubeで紹介しているので、動画でサクッと内容を確認したいという方はこちらをご覧ください。
動画から専用リンクでHitem3Dに新規登録していただくと、新規登録ユーザー特典としてポイントが付与されます。
※動画内でご案内している機能や特典は、本動画公開時(2025年9月9日時点)の情報となります。
使い方
使い方は非常に簡単で、生成までに必要なのは3ステップのみです。
①3D化したい画像を準備する。
②Hitem3Dのホーム画面を開き、①で用意した画像をアップロードする。
③生成ボタンをクリックする(解像度やテクスチャの有無によって必要なクレジット数が異なります。必要なクレジット数は生成ボタンに表示されます)。

3Dモデル化に使用した題材について(赤ちゃんの手)
今回のVer.1.5では人体の再現精度が大幅に向上したということで、私が動画の題材に選んだのは「赤ちゃんの手」です。
今年の6月末に出産し、息子の小さな手を形に残したいと思っていました。ただ実際にやろうとすると、すぐに動いてしまうので石膏で型を取ったり3Dスキャナーを使うのも少しハードルが高く感じていて、「やっぱり無理かな」と半分諦めていました。
ちょうどそんな時にHitem3Dさんからお声がけいただき、あまりにもタイムリーだったので運命を感じました。使用した画像はこちらです。

※背景が邪魔になると思ったため、背景なしの画像を用意しましたが、背景有りでもある程度綺麗に生成されます。
生成結果
生成結果はこちらです!


今回は正面から見た1枚の画像だけを使用しましたが、なんと画像には映っていない手の甲や爪まで、驚くほどリアルに再現されました(ちなみに、側面からの写真を追加して生成できる「マルチビューモード」もあり、より精巧な3Dモデルを作りたい方にはそちらがおすすめです)。
赤ちゃんの手のように複数方向から静止画像を同時に撮影するのが難しい場合でも、わずか1枚の写真からここまで美しく立体化できるのは、本当に衝撃的でした。
他のAIソフトも同様に試しましたが、手の裏側に余分なパーツが生成されてしまったり(A)、シワが不自然になる(B)など、赤ちゃんの手の再現という意味ではHitem3Dほどの良い結果は得られませんでした。AIツールごとに得意分野が分かれるようですね。

3Dプリント
Hitem3Dで生成した3DデータをSTL形式でダウンロードし、3Dプリンター(Bambu lab X1C)で出力しました。
データは GLB・OBJ・STL・FBX の4種類から選択して保存できます。
ご覧ください。赤ちゃんの手首に刻まれた小さなシワまで、驚くほど繊細に再現されています。これは、Hitem3Dが生み出す高精度な3Dモデルと、それを忠実に形にできる Bambu Labの3D造形技術が合わさったからこそ実現した仕上がりだと感じています。


使用した3Dプリンター:Bambulab X1C, フィラメント:Bambu PLA Matte White
なお、Hitem3D上ではサイズの調整ができないため、スライサーソフト側で縮尺を整える必要があります。より正確なサイズで出力したい場合は、撮影したモデルの X・Y・Z方向のいずれか測定しやすい部分 を事前にきちんと計測しておくことをおすすめします。
最後に
AI技術のおかげで成長の瞬間をこうして形に残すことができ、素敵な体験でした。大切な思い出を形に残したい方は、ぜひお試しください。
以下のYouTubeの概要欄(またはコメント欄)からAobecoArtの専用リンクでHitem3Dに新規登録していただくと、Hitem3Dからの特典として新規登録ユーザーの方にはポイントが付与されます。

※動画内でご案内している機能や特典は、本動画公開時(2025年9月9日時点)の情報となります。
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