Bambulab X1CはTPU等の柔らかいフィラメントも造形できる3Dプリンターですが、柔らかいフィラメントはAMS(Automatic Material System)を使用できません。
私はBambulab X1Cを購入してから約3カ月が経過しましたが、「AMS非対応のフィラメントは面倒なので、当面はAMS対応のフィラメントだけでいいや」と先延ばしにしていました。AMSは自動でフィラメントの入れ替えを行ってくれるため、その快適さについ甘えていました。
今回Bambulab X1Cを使ってTPUを出力したので、その方法について記載します。
※本ブログには、アソシエイトリンクが含まれます。
用意物したもの
・TPU樹脂
私は今回こちらのTPU(OVERTURE TPU 1.75mm 1kgスプール 95A Soft)を使用しました。
・PTFE チューブ(Bambulab付属品)
・フィラメント乾燥ボックス(任意)
チューブの切り替え
①プリンター裏側のPTFEチューブをジョイント(黒いパッキン)から外します。
②続いて同じジョイント部分に予備のPETEチューブを繋ぎます。
③乾燥ボックスにTPUフィラメントをセットし、フィラメントの先端を②のチューブ内に入れます(乾燥ボックスが無い場合はBambu labX1C購入時に付属されていた金属フックをプリンター裏側に取り付けて、そこにフィラメントをかけてください)。
④③のフィラメントを手で行き止まりまで入れ込みます(ノズルのところまでなので結構長いです)。
押し込みが終わった後の裏側の状態は下図の通りです。①で外したチューブはそのままで問題ありません。
Bambu Studioの設定方法
①左側のフィラメントの欄から「Bambu Lab TPU 95A」を選択します(Bambu Lab以外のTPUを使用する場合は「Generic TPU」を選択します)。
②「デバイス」タブを選択し、外部スプールにTPUを指定します。
②’鉛筆マークをクリックすると、色等の詳細を設定できます。
③完了したら「閉じる」をクリックし、前画面の「ロード」をクリックします。
④「準備」のタブに戻り、プレートを必要に応じて変更します(私はここではエンジニアリングプレートを使用しました)。TPUに対応するプレートの種類はこちらです。
これで準備は万端です。
出力してみよう
Bambu Studioでスライスが終わったら、AMSのチェックを外して造形を開始します。以降の操作は通常のプリントと同じです。
フィラメントをアンロードする方法
AMSは自動でフィラメントをアンロードしてくれますが、外部からフィラメントを押し出した場合は自分でアンロードする必要があります。
アンロードの方法は簡単で、液晶画面のデバイスページを開き、右下のフィラメントの図のところで「アンロード」ボタンを押します。しばらくすると液晶画面に巻き取りの指示が出るので、手動でフィラメントを回収したら完了です。
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