[PR] 本記事は、Justway社よりサービスおよび出力品のご提供を受けて執筆しています
私は普段、主にFDM(熱溶解積層)方式の3Dプリンターを使って作品を造形しています。FDM方式では、PETGを使用することで、半透明な造形物を作ることができます。しかし、厚みのあるモデルは積層痕や内部構造の影響もあり、完全にクリアな質感を実現するのは難しいです。
最近では、透明感のあるPLAフィラメントも登場していますが、それでも理想とする透明な仕上がりを実現するには難しさがあります。
(ちなみにFDMではなく光造形であれば、クリアな造形物を作ることができますが、レジン特有の臭いや、プリント後の洗浄などの工程にハードルを感じ、なかなか本格的に取り組めずにいました…)
そんな中、Justway様(以後、敬称略)から3Dプリントサービス利用のお声がけをいただきました。
せっかくの機会なので、2年ほど前に作成した「MDみたいなSDカードケース(下図)」を光造形で発注させていただくことにしました。X投稿時のこの写真は、家庭用3Dプリンターで印刷したものです(素材:PLA)。

この3Dモデルはやや厚みがあるので、半透明なPETGフィラメントを使用しても理想的なクリア感を出せずに諦めていました。
レジンで造形することでどのような仕上がりになるのか非常に楽しみです。
Justwayについて
今回ご協業いただいたJustwayについて紹介します。Justwayは、3Dプリントをはじめ、CNC加工、板金加工、射出成形など、幅広い製造サービスを提供している企業です。

Justwayの3Dプリントサービスの特徴
特徴を簡単にまとめると下記の通りです
- オンラインで手軽に注文
3Dデータをアップロードするだけで見積もり・注文を進めることができます。 - 試作品から量産まで対応
趣味の作品制作はもちろん、試作品から小ロット・量産まで幅広く対応しています。 - 豊富な素材に対応
樹脂だけでなく、ステンレス、アルミニウム、チタンなどの金属材料にも対応しており、目的に合わせた最適な素材を選択できます。
豊富な造形方式と素材
造形方式は、家庭用3Dプリンターでも一般的なFDM(熱溶解積層), SLA(光造形)方式をはじめ、
SLS(粉末焼結積層造形法)、DLP(デジタルライトプロセッシング方式)、MJF(マルチジェットフュージョン方式)、SLM(選択的レーザー溶融法)などにも対応しています。
また、3Dプリントに使用できる素材が豊富に用意されており(下図)、樹脂から金属まで幅広く選べます。一般的な家庭用3Dプリンターでは出力が難しい素材にも対応している点は、さまざまな作品づくりに挑戦したい方にとって非常に魅力的なサービスだと感じます。

ちなみに、以前Justway様の3Dプリントサービスでフィギュアを金属プリントしていただいたこともあるので、金属プリントの詳細が気になる方はこちらの記事をご確認ください。
素材の選定について
今回私は、以前から試してみたかった透明プリントの仕上がりを確かめるため、レジン素材の「UTR-8100(transparent)」を選択しました。
Justwayではレジンだけでも15種類あります。公式ページでそれぞれの素材の特性や用途が掲載されているため、制作物の目的や求める仕上がりに合わせて素材を選ぶことができます。
UTR-8100 (transparent)の解説を確認すると、寸法安定性に優れ、電子機器の透明な筐体部分にも使用されているということだったため、今回制作するSDカードケースにも適していると考えてこの素材を選びました。
もしも発注の際にどの素材を選べばよいか迷った場合は、Justway公式サイトのオンラインカスタマーサービスから相談することも可能です。 用途や造形物の形状に応じて適した素材を案内してもらえるため、3Dプリントサービスを初めて利用する方でも安心して相談できます。
発注方法
3Dモデルの準備
3Dモデリングツールを利用して、3Dモデルを準備しましょう(無料配布データ等を使用する場合は著作権の取り扱いに注意しましょう)。
Justwayの使い方
Justwayの公式サイトでトップバーから「Capabilities」を選択し、続いて画面左側の「3D printing」をクリックします。

ファイルのアップロード
事前に準備した3Dモデルデータをアップロードします。画面の緑色の枠内「Upload Your CAD files」にファイルをドラック&ドロップしましょう。
※アップロードできるファイル形式は、stl, obj, step, stpの4種類です(データは最大500MBまで)。

素材の選択
3Dモデルのファイルを読み込んだら、続いては素材の選択です。
冒頭でも述べた通り、今回は透明な質感にしたかったので「UTR-8100(Transparent)」を選択しました。

今回私の発注品はパーツが4つあり、樹脂の種類は全てUTR-8100を選択しました。更にそのうち2つは着色したかったので、メニューの下の「表面仕上げ」から「染色」を選択し、色を選びました。

見積審査と発注
すべての入力が完了し、発送方法を選択したら「Save to Cart」をクリックしましょう。ショッピングカートに入れた状態(審査中)が下図の左側です。価格欄には概算の金額が記載されています。
※見積りは月曜から土曜の午前9時から午後6時の間、2~4時間以内に完了します。
見積審査が無事に完了すると、注文する製品にチェックを入れられるようになります(右図)。

発送方法を選択し、金額を確認したら「PLACE ORDER」をクリックして発注します。※初めて発注する場合は住所や支払い情報を入力する必要があります。

納品までのスケジュール(ご参考用)
今回の造形品が届くまでにかかったスケジュールは下記の通りです。
- 発注:2026年9月2日
- 発送:2026年9月11日(配送方法:Global Standard Shipping)
- 商品受取:2026年9月16日
- 所要日数:14日
※プリント方法や素材、サイズによって製造スケジュールは異なります。
製造状況の追跡と詳細情報は、Justwayの注文管理ページから確認できます。

届きました!
外注サービスで海外発送の場合は梱包状態が気になるところですよね。まずは開封時の様子をご紹介します。外箱は袋でしっかりと包まれており、4つのパーツは1つずつ丁寧に緩衝材が巻かれていました。

緩衝材を開くと、内側にはさらにカットしたダンボールを入れられていました(左)。内側が空洞になっているケースも、曲がらないようにしっかり内側にも緩衝材が入れられていました(右)。
このように造形物の特徴に合わせて丁寧に梱包されているのは非常に嬉しいですし、安心できます。

気になる仕上がり
届いた造形物はこちらです↓いかがでしょう??

すばらしい!!
これぞ求めていた透明です。懐かしのMDを模したものなので、このクリア感が欲しかったんです。SDカードを入れて組み立てた様子はこちら↓

光にかざしてみました♪かっこいい
内側に気泡等も見られず、4つのパーツ全て美しく造形されていました。寸法もピッタリ♪

モデリングでの反省点
完成品には大変満足しているのですが、最後にモデリングに関する反省点を1つ挙げたいと思います。
これは完全に私の設計上のミスなのですが、クリアランスをきつく設定しすぎたため、SDカードケースのフタ部分がスライドさせにくくなってしまいました。レジン素材は、PLAやPETGと比べて滑りにくい場合があることを十分に考慮できていませんでした。
自宅でPLAやPETGで出力した際にはちょうどよいと感じていたスライド部分のクリアランス(0.2mm)が、レジンではきつく感じられました。
幸い、完成品は数回スライドさせるうちに接触部分が馴染み、次第にスムーズに動くようになりました。しかし、スライド式のパーツをレジンで制作する場合は、素材の摩擦や造形精度なども考慮し、クリアランスをもう少し広めに設定する必要があると感じました。
また、今回は透明な仕上がりを重視し、すべてのパーツをレジンで造形していただきましたが、例えばフタ部分のみをレジンで造形し、スライド時に接触する土台部分はPLAやPETGなどの素材にすれば、よりスムーズなスライド動作を実現できます。
今後、異なる素材でパーツを組み合わせる際には、素材ごとの特性を考慮した設計を心がけたいと思います。
その他:コストについて
今回はJustway様のご厚意により製作していただいたため私は費用負担していませんが、今回の3Dプリント費用の見積金額は送料込みで88.72ドル(約14,000円)で、注文以降での追加料金等は発生しませんでした。
※価格はモデルのサイズや形状、印刷方式や素材によって変動します。
まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は、Justway様の3Dプリントサービスを利用して、以前から透明な素材で出力してみたいと思っていた自作3Dモデルを光造形で制作していただきました。
クリアでかっこいい作品に仕上がり、大変満足しています。本記事が、Justwayの3Dプリントサービスに興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。


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