この記事では、Google Earthを活用してHDRIを簡単に作成する方法を紹介します。
動画紹介
この記事の内容をYouTubeで紹介していますので、動画でサクッと内容を確認されたい方はこちらからご覧ください(所要時間:4分弱)。
HDRIとは
HDRIとは、High Dynamic Range Imagesの略で、高い輝度幅(HDR)を持つ画像のことを意味します(Wikipediaより)。
HDRIを3DCGソフトやUnity等で利用すると、簡単にリアルな背景とライティング効果を加えることができます。
おすすめのHDRIサイト
HDRI素材は無料でもデータ配布されており、有名どころは以下3つです。3DCGを趣味にされている方は利用されている方も多いと思います。
- ambientcg
2. poly haven
3. textures.com
HDRIの作り方
上記のように素晴らしいサイトは沢山あるものの、自分で「好きな場所をHDRIにしてみたい」ということもありますよね。通常HDRIを撮影する場合には360度カメラや専用の三脚などが必要ですが、今回の方法はGoogle Earthを使うのでカメラは不要です。
それでは順を追ってやり方を説明します。
Google Earthで好きな地点を選ぶ
・まずGoogle Earthを起動し、好きな地点を選びます。360度見晴らしの良い広大な場所がお勧めです。YouTubeで私はAustraliaのUluruを選びました。
・地点が定まったらその場所のGoogle EarthURL上のリンクをコピーします。
Street view Download360で画像データをダウンロードする
・Street view Download360をダウンロードし(無料です)、立ち上げます。
・「Panorama ID or URL」の欄に先ほどコピーしたリンクを貼り付けます。
・ファイルの保存先を指定し、ダウンロードボタンをクリックします。
Convertio でjpegをhdrファイルに変換する
Street View DownloadからダウンロードしたファイルはJPEG形式なので、続いてこれをHDRファイルに変換します。「jpeg hdr」と検索すると無料の変換サイトが沢山出てくるのでお好きなものを選択してください。私は今回Convertioを使用しました。
Convertioのサイトを開いたら、先ほどダウンロードしたJPEGファイルをアップロードし、変換ボタンをクリックしてHDRに変換します。変換出来たらダウンロードして任意のフォルダに保存しましょう。
最後にBlenderでHDRIを設定する方法を簡単に記載します。
BlenderでHDRIを設定する方法
・Blenderを立ち上げ、レンダービューに切り替えます。
・ワールドプロパティを開き、Colorの隣にある黄色い●印をクリックします。
・OPEN → 先ほど保存したhdrファイルを選択します。
以上で設定完了です。HDRI光の光の強さを変更したい場合は、ワールドプロパティのStrengthの値を調整しましょう。
最後に
解説は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
コメント