弦楽器を演奏されたことがある方はおそらく誰もが「松脂バラバラ事件」を経験されていると思います。
自分の不注意で落としてしまったり、長年使用すると使用した部分が薄くなって割れてしまったり・・。意外と高いので頻繁には買い替えない松脂ですが、演奏時にはほぼ必ず弓に塗るため、その割れた松脂を眺める度にちょっとだけ残念な気持ちを味わうことになります。
長年手付かずにしていたこの「松脂バラバラ事件」ですが、調べてみると「溶かした松脂」をシリコン型に入れて再生することができるということを知り、私の心に火がつきました。
最近UVレジンが流行っていることもあって100円ショップでも簡単にシリコン型が手に入るため、「レジン用のシリコン型ならかわいい松脂が作れるのでは・・?」という淡い期待を寄せて、私も挑戦することにしました。
用意するもの
今回私が用意したものはこちらです。
・割れた松脂
・シリコン型(ダイソーで購入)
・ハンマー(あれば)
・鍋
・ザル
・スプーン
作成過程の動画
前置きが長くなりましたが、実際の作成過程はこちらの動画をご覧ください(所要時間:2分半)。
松脂の再生方法
①割れた松脂をケースから取り出し、袋の中に入れ、ハンマーで粉々にします。
②粉々にした松脂をスプーンで少しずつシリコンケースに入れます(満杯にせず、全体に広がる程度に薄めに入れます)。
③松脂を入れたシリコンケースをざるの上に置き、湯煎に入れます(こぼさないように気をつけましょう)。
④溶けて均一に広がったらザルと一緒にシリコン型を引き上げます。
⑤④で取り出したシリコン型に粉末状の松脂を足します(追い松脂!)。
以降、②〜⑤の繰り返しです。最後に十分に冷めたらシリコン型から取り出しましょう。
完成品
完成品はこちらです。とても綺麗に仕上がりました。これからは松脂が割れてしまっても美しく再生し、毎回の練習を気持ち良く始めることができそうです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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