皆さんは「リトファン(Lithophane)」という言葉を聞いたことがありますか?
リトファンとは、写真や絵画を透かし彫りにした立体的な作品です。光を透過すると、画像が浮かび上がるように見えます。19世紀にドイツで発明され、当初はキャンドルスタンドなどの装飾品として作られていましたが、現代ではインテリア雑貨やギフト様々な用途に活用されています。
実はこのリトファン、写真データと家庭用の3Dプリンターで簡単に作ることができます。3Dプリンターユーザーの方は是非お試しください。
リトファンの作り方
用意するもの
用意するものはたった1つだけです。リトファンにしたい写真や画像を用意します。
ちなみに私は今回、ジブリの公式サイト(以下のリンク)で無料配布されているラピュタの画像を使用させていただきました。
画像をリトファンに変換する方法
画像が準備できたら、ここからは画像をリトファンに変換していきます。今回私はitslithoの「Lithophane maker」を使用しました。
①下記リンクをクリックします。
②左上の「Upload」タブをクリックし、ページを切り替えます。
③Upload Imageの下にある「Upload」ボタンをクリックし、事前に用意した画像をアップロードします。
④左上の「EDIT」タブをクリックし、ページを切り替えます。
画面左側の設定欄で色味や画像の向き等を調整します。
⑤左上の「MODEL」タブをクリックし、ページを切り替えます。
・シェイプ形状を選択
・フレームの有無を選択
上記以外にも様々な設定項目がありますので、モデルを目で確認しながらお好みに合わせて調整してみてください。
⑥設定が完了したら、画面右下の「Download」ボタンをクリック→項目からLithophaneを選択し、stlデータをダウンロードします。
以上でリトファンデータの完成です。
3D出力
①ダウンロードしたstlデータをスライサーソフトに移し、サイズや向きを調整します。
②調整が完了したら、スライスしてプレビューを確認します。
③3Dプリントしたら完成です。完成品はこちら!
後ろから光を当てると、このように絵が浮かび上がってきます。とてもリアルにできていて感動的な仕上がりですね。
最後に
大切な家族写真や旅行の思い出の風景など、インテリアの一つとして大活躍しそうな予感ですね。
この記事がどなたかのお役に立つことができれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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